塾長日記diary

2016/09/19

1999年の秋の事です、不登校の15歳の男の子を連れて祖母、母親が相談にみえた事がありました

本人を連れて相談にみえるのは、そうある事ではないからよく覚えてる

その時は、本人きてるから「うちでは身体動かしたり仕事を教わったりするんだよ」と説明したと思う

僕の話を聞いた本人は上唇を尖らせながら「義務教育中の自分は仕事はできない、喘息がでるから運動はできない」

そんな事言ってたね、、、、

まぁ、本人はそう言うわね(笑)

祖母は、頷きながら優しく15歳の彼の言う事を聞いて僕に

「本人がこう言っていますから入塾は見合わせます」

祖母の畑仕事を、気の向いた時に手伝いさせると言われて帰られました。

翌日、祖母ちゃんから相談にのってくれたお礼に電話いただきまして「行きたくない時には無理に行かせてもよくないから」と言われたから、僕はそれでは社会に出れないんじゃないですかね?と一応、意見を話したんです。

その時の祖母ちゃんは、自信満々だった!

待ってれば良くなるという考え方でした、ただねお母さんは僕をすがるような目で見てたのもよく覚えてます

祖母ちゃんに発言権のある家庭だからお母さんは想いを話せない雰囲気でした

あれから17年が経過して、祖母ちゃんから電話があり再度相談に乗ってもらいたいと言われたので話を聞いてみたら15歳だった孫はこの春32歳になり、あれから一度も働く事もなく20歳過ぎから精神科を自分の意思で受診し、働けないのは自分が病気だからだと主張を繰り返し祖母ちゃんを骨折させるような暴力を何回かしたようです

当然、薬も何年も服用してる、、、、

可哀想ではあるけど、入塾しても良くならないから他の施設か病院を探してみられたらどうですか?

そう伝えて電話を置きました

残念だけど、うちでは何ともしてあげられません

僕が、17年前にもっと上手く説明して納得してもらえたら取り返しのつかないような事態にはならなかったと思うと反省しきり

病院に連れて行く前に相談して欲しかった

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