彼らに共通とも言える、圧倒的に多い症状は何だと思われるでしょうか。
それは、
「他人のせいにして生きている」
という心の態度です。
「いじめのせいで仕事が出来ない。悪いのは奴らだ」
「クソばばぁ(母親)のせいで、俺はこんななんだ」
「学校へ行ってもつまらない。悪いのはあいつら(教師)だ」
小さな頃から「我侭」をどこまでも容認し続け、社会での礼儀すら教えられず「愛情の名の下に放任」され続けてきた子供達は、次第にその「甘やかし」が当たり前だという考えで「世の中全てが回っている」と思い込むようになります。そして、場合によっては、ほんの小さなつまづきで、上の様な言い訳をはじめます。
でも、考えてみてください。あなたが子供の頃、学校でいじめは一切ありませんでしたか?
社会人になって職場で、つらい思いをした事は一回もありませんか?
そうです。
社会は元々、「甘えは条件付でしか許されない、辛い矛盾だらけの世界」なのです。
「子供を褒めて育てる」のは重要な事です。ですが、「叱って育てる」事も重要なのです。
なぜなら、「叱る」つまり「躾る」とは社会に出る事を教える最初の作業だからです。
また、「叱る」事は大変な労力のいる辛い作業ですが、だからこそ大切な愛情表現ではないでしょうか? 実際、これに敏感に気づいて、「叱ってくれない事」を理由に親を憎むようになる子供達も沢山います。
子供を叱り飛ばして、気分の良い親御さんはいないでしょう。ですが、勇気と最大限の関心を持って、「悪い事は悪い」と、叱って教えてやらなければなりません。
それともう一つ。ご両親へ是非とも伝えておきたい事があります。
私どもに相談されてくるご両親に、合宿型社会復帰支援教育を推薦した場合、非常に良く見かける発言があります。
「でも、息子が可愛そう。。。」
「私達さえ我慢すれば、1年の足踏みをしなくても。。。」
「1年回り道をさせて、さらにこの費用は。。。」
「私があの子をかまってやれなかったのが悪いんです。。。」
すべて、「いいえ。そうではありません。」とお答えしています。
一度踏みとどまって、下の様な事をじっくり考えてみて下さい。
放置しておいて一番可愛そうなのはお子様です。「必ずいずれもっと酷い形で失敗する」と「プロが判断」したのです。
1年の今の足踏みを躊躇して放置すると、「もっと深刻になる」と「プロが判断」したのです。
